APAから受ける便益と負担
富士大学学術研究会『富士大学紀要』第46巻 第1号
本稿では、「自発的」「非自発的」の観点から、APAにおける負担を区別し、それらの負担とAPAの便益との関係を検討した上で、移転価格調査を回避する方法としてAPAのあるべき形を模索している。結論としては、「非自発的」な負担を超える便益がある場合、APAは移転価格調査を回避する有用な方法となり得ると主張している。