日本人学習者の英語音認識における弱点
日本人学習者にとっての英語音認識における関門として「音声変化」があげられるが、その指導中にみられた誤答を分析し、日本語のリズム(音節拍リズムと開音節)を英語に援用する癖が、音声変化以上に大きな誤認要因となっているとの仮説を得た。この仮説にそって誤答例を整理し、英語音声の誤認のパターンを一般化した上で、英語の強勢とリズムに習熟させる指導の重要性を指摘した。
『大阪薬科大学教養論叢・ぱいでぃあ』
第26号, 93-114