モラル原理から実践へ
企業倫理は(1)ビジネスにおける倫理学、(2)企業の社会的責任論、(3)哲学という三つの学問領域を源泉として成立したと考えられており、それゆえに、いくつかの対立点や批判を抱えたまま発展してきた。本稿は、こうした前提にたち、90年代に行われたStrakを中心とした議論をもとにして企業倫理における課題と今後の方向性を模索するものである。
早稲田大学大学院 商経論集
第78号