「日産自動車㈱の経営戦略と人事制度改革」第18回労務理論学会全国大会(於:金沢大学)
(口頭発表) 日産の経営戦略と人事制度改革のの関連と変遷を検討し、制度の運用とその機能を考察した。日産の2004年の新人事制度は,「NRP」以降、トップ・ダウン式で、収益や財務の数値目標を多く掲げ、その中期計画期間内でその目標と達成度をより個人に求めるように運用されている。しかし、他方では、現場の学習ニーズを喚起するといったボトム・アップ式の人事制度改革が、持続的な成長に必要であり、そのことに取り組み始めていることを示唆した。