奥寺葵(2011)「日本企業の人材マネジメント」林正樹編著『現代日本企業の競争力』ミネルヴァ書房
人材は、企業が経営目標を達成するだけではなく、長期的な競争力を強化して存続・発展するためには、唯一最大の経営資源である。人材マネジメントとは経営戦略の一環として、企業の競争力や組織としての能力を高めるために行う活動である。企業を取り巻く環境変化と国際競争の激化、および人々の意識が変化している今、企業は組織の競争力強化のために人材マネジメントを革新することが必要である。本稿は、日本企業の人材マネジメントについて、競争力が生まれるプロセスの原因・結果の分析という視点で考察した。