『社会科学系分野における産学連携の可能性と課題 -多様な産学連携モデルに向けた予備的観察』
今日的な産学連携において注目を集めるのが先端技術を土台にした大学発ベンチャー企業である。大きな期待を集める一方で、その成長のためには、極めて高い構造的な壁を乗り越える必要がある。そこで、この構造的な壁について理論的な整理を行い、多様な産学連携のモデルについて検討する必要性について言及した。そのうえで、理工系以外のモデルに注目し、その一例として、社会科学領域における現状と可能性、課題について考察した。
『千葉商大論叢』
第48巻2号