「IFRSアドプションと簿記・会計教育-大学会計教育の日米比較を中心として―」
日本において、IFRS国際財務報告基準が採用された場合、日本の大学における簿記・会計教育にどのような影響があり、それにどのように対処すべきかを検討した。特に複式簿記の意義、財務諸表の体系、資産・負債の定義などの概念フレームワークの3点に焦点を絞り、いまだIFRSをフルアドプションしていない日米両国を比較し、それぞれの国がIFRSに移行した場合に受ける影響について考察を加えた。
日本簿記学会年報