「EUと加盟国との相互関係 独仏金融サービス市場における規制・監督・競争政策を事例に」
EUにおける独仏の事例を分析し、EUと加盟国の相互関係に関して、異なる制度を抱えた国々が、EU統合の外圧の中で、どのような制度的変化を示してきたのかを論じる。本論前半では、EUによる共通市場構築の動きを概観し、独仏における国内法制の整備の歴史的変遷を論じる。後半では、競争政策の観点から、公的金融機関の民営化問題を取り上げている。※第1、2、4、5章を中心に執筆。
日本EU学会年報第26号