「IPO時の過小値付け現象とユニバーサル・バンク~ドイツの株式市場に関する分析から~」
1996年以降のドイツの株式市場におけるIPOを分析対象とし、①ユニバーサルバンクが引受業務を行った際にみられる過小値付け現象、②ノイアマルクト時代の過熱市場とIPO件数・過小値付け現象の関係に強い影響を与えたユニバーサルバンクの存在について、実証分析を通じて明らかにしている。そして、一連の分析の中で、証券市場における引受業者としての金融機関の役割について考察を行っている。
証券経済学会年報第44号