「ドイツ、フランスにおける地域金融機関」
EUでは金融サービス市場の統合が進展しているが、リテール分野では依然として加盟各国固有の金融システムの構造が広い意味での参入障壁となっている。本稿では、ドイツとフランスの地域金融機関を例に挙げ、その現状を報告する。特に、両国の地域金融機関が採用する、貯蓄銀行(公的金融機関)や協同組織金融といった経営形態に着目しながら、各国における地域金融機関のプレゼンス、その預金業務・貸出業務の動向について取り上げている。※共著者: 山村延郎※第1、2、4章及び第3章一部を執筆
『個人金融』2009年夏号