「ドイツ・リテール金融業務における自己資本比率規制とリレーションシップ・バンキングの意義」
日本金融学会2006年度春季大会
バーゼルⅡに見られる内部格付手法を積極的に採用してきたドイツの金融機関を分析対象とし、自己資本比率規制とリレーションシップ・バンキングという金融行政の二大政策を相互補完的に捉える金融規制の理論体系の構築を試みた。自己資本比率規制がストック的な観点で見ているのに対し、リレバンはフロー的な視点から見た議論として体系づけられ、費用削減・収益拡大・リスク管理改善を導くための道具となる。※共著者: 山村延郎※第2、3、4章を中心に執筆