「サブプライムローン危機下のドイツの金融機関」
証券経済学会関東部会
本研究では、サブプライムローン危機という米国発の金融危機の影響を受けて、多額の損失を計上したドイツの民間大銀行や州立銀行について、かかる損失の原因の1つとして、90年代以降のこれらの金融機関の経営戦略を考察した。また、バーゼルⅡでは対処できないオフバランス取引をどのように規制すべきかといった金融監督行政の問題点に関する議論についても指摘した。