Euler関数に由来する対数的関数
立正大学 文部科学省学術研究高度化推進事業オープンリサーチセンター(ORC)整備事業 平成16年度事業報告書
宮田大輔,山下倫範 n以下の整数でnと互いに素なものの数をφ(n)と書き,φをオイラー関数と呼ぶ。任意の整数に対して,オイラー関数を繰り返し適用すると最終的には1になる。偶数nにたいしてl(n)=l(φ(n))+1,奇数にたいしてl(n)=l(φ(n)),ただしl(1)=0と定義すると,l(xy)=l(x)+l(y)が成立することを報告した。