住民参加と情報公開の政策効果分析-政策ネットワーク分析とその可能性
日本評価学会
政策評価は、政策の目標到達度を定量化して分析することが一般的である。しかし、住民参加や情報公開といった政策の評価は、制度導入の有無や利用度の評価しか多くの場合なされていないし、経済的手法の分析も評価手法としては不十分である。当研究では、政策アクターの政策参加構造や政策での情報流通構造を、ネットワーク分析を基に定量評価し、環境ラベル政策を具体例にとりながら、ネットワーク分析の可能性を考察したい。