環境情報政策の政策ネットワーク分析-エコマーク事業を事例にして
日本公共政策学会
政策科学において、政策ドメインの中での政策アクターの動きや関係性、政策アクターと政策ドメインとの相互作用を政策ネットワーク論によって分析することが1990年代以降盛んになってきている。本研究では、この政策ネットワーク分析をもとに環境ラベルの意思決定構造について分析し、環境ラベル制度に内在する政策構造的な問題点を明確にし、併せて環境ラベル制度における消費者参加のあり方を論じようというものである。