Academic Theses

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Name KUTSUKI, Ryo
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Title

墓じまいと墓標調査 : 方法論再考

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Summary

近年、いわゆる「墓じまい」が多くなったことが指摘されている。「Google トレンド」を使って、インターネット検索の傾向を分析すると、「墓じまい」という語は2014年ごろから検索され始め、2024年10月まで一貫して増加傾向にあり、かつ毎年の中では8月にピークを迎えていることが分かる。また、厚生労働省の衛生行政報告例の改葬件数を見ても、2019年まで増加してピークを迎えた後、コロナ禍にあっても高止まりし、2023年には過去最多の15万1076件を記録する。一見すると、少子高齢化が顕著になった近年特有の現象に思われる。しかし、少子化だけでなく、後継ぎが女児ばかりで、彼女たちが嫁いだ結果、墓の管理が手薄になり「墓じまい」せざるを得ない現象は、近代・前近代でも一定の確率で生じていたはずである。したがって、それだけ数多く「墓じまい」されるためには、仕舞われるべき墓が近代・前近代よりも多く存在しなければならない。即ち、墓じまいに先行する「造墓ブーム」が存在する必要がある。本研究では前述の仮説に基づきその造墓ブームについて研究した。仮説として戦後の戸主・家族制度の変更、相続制度の変更の経緯を踏まえつつ次三男の分家とそれに伴う累代墓の成立の実態をシミュレーションした。

Magazine(name)

『月刊考古学ジャーナル』

Volume

Date of Issue

2025/12