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Basic information

Name YOSHIDA, Hiroshi
Belonging department
Occupation name
researchmap researcher code
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Title

お札の顔2 伊藤博文

Sole or Joint Author

Sole Author

Date of Issue

2013/07

Conference Presentation(name)

第一法規 議員NAVI vol.34

Summary

権力を委ねた議員、その中から選ばれた内閣が、まともな仕事をしたのか、しなかったのかが分からなければ、再任をすべきなのか、あるいは新人の未知の可能性を選択すべきなのかは判断できません。会計情報が必要となります。伊藤博文が抹殺した会計責任が復活すべきは、このときでした。「政府ノ責任解除ヲ受ケルタメ」の決算を審議する目的を大日本帝国憲法72条に相当する日本国憲法90条に戻すのはこのときでした。ところが、新憲法では、文語であった表現を口語化しただけです。新憲法制定当時、内閣法制局次長であった佐藤達夫は、「どっちでもいいようなことは、明治憲法の形をそのまま」で、「ほとんど御議論なしに確定してしまった」とそのときの模様を伝えています。会計の果たす役割は、「どっちでもいいようなこと」ではありません。それを知らなかったのか、軽視したのかはともかく、担税に承諾を与える機会のない子供たちにツケがまわっています。憲法の改正を考えるのであれば真っ先に検討すべき課題です。会計責任の抹殺は、まだ続いています。

Subject1

Subject2

Subject3