公会計研究所では、市長の貸借対照表と市民の貸借対照表を分けて会計報告を作成します。2つの貸借対照表を結ぶのは「将来の税金」つまり「子供にまわしたツケ」です。均衡財政を損なえば「将来の税金」は増えます。良い財政運営の結果は、「将来の税金」の減少となって表れます。自治体の首長の成果を判断するために市民が利用する情報ですから、簡単で分かりやすいことが求められます。その表紙を青色、黄色、赤色とすることにしました。初めて会計報告をつくった場合は黄表紙、財政状態が良くなっている場合は青表紙、悪くなった場合は赤表紙です。栃木県大田原市で、「市長の貸借対照表」と「市民の貸借対照表」を作成しています。津久井市長が市長に就任したの が2010年4月8日でした。2009年度 末のものを仕事を始める前として会計報 告の表紙は黄色としました。2010年度 末は、財政状態が2009年度末に比べて 悪化したので赤表紙、2011年度末は、 2009年度末に比べて改善したので青表 紙の会計報告(10)となりました。