Academic Theses

Basic information

Name SAGARA, Yoichiro
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Occupation name
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Title

社会福祉援助職における援助要請意識がバーンアウトに及ぼす影響

Bibliography Type

Joint Author

Summary

社会福祉の領域において人材不足は深刻な状況にある.離職率の高さがその背景にあると考えられる.離職の原因の1つにはバーンアウトといったメンタルヘルス上の問題が大きいと思われた.バーンアウトを予防する方法として、困ったときに職場内で助けを求めることが大切であるが、必要な助けを援助者自身が求められていない可能性がある.これは援助要請をためらう要請コストが要因と思われる.本研究では社会福祉援助職の援助要請意識に着目し、抑うつとバーンアウトにどのように影響しているのかを検討した.援助要請、バーンアウト、抑うつの因果モデルを作成し共分散構造分析によって検討した結果、援助者が自身のストレスについて理解し適切に対処すること、事業者には従業員がストレスに対処できるようにスーパーバイズの機会を設けることやマインドフルネスなどのセルフケアを意識した研修をおこなう重要性が示唆された.(川乗賀也・鎌原雅彦・相良陽一郎:担当部分=結果の分析および考察部分の検討・論文内容全般について検討)

Magazine(name)

千葉商大紀要

Volume

第55巻第2号63-70

Date of Issue

2018/03