本学の学生の社会人力および就職力を向上させるため,現在本学で行われているSPI指導の状況について,学生および教員へのアンケート調査により検討を行った.その結果,学生の側の問題として,主に非言語分野に対する苦手意識があったものの,多くの学生はSPIへの意欲もあり,自己効力感も高いことが示された.一方,教員の意識としては,SPI指導の必要性についてはより強く意識されるようになっているが,セミナー科目等で指導することについては様々な意見があり,学力・能力格差等の問題から指導の難しさを訴える意見が多かった.結果をふまえ本研究チームは,本学でSPIの指導を行うとすれば,どのような方法が望ましいか,提案を行った.(相良陽一郎・中村 晃・酒井志延:担当部分=方法・結果・考察部分の検討および本文執筆)