日本におけるSNSの現状とその可能性
日本企業経営学会 第9回全国大会
SNSはネットワークの中心的な形態として私たちの実生活に浸透し、中には国家の存在すら脅かすものも出現してきた。一方で、SNSとして構築されたにも拘らずその機能を果たせず、無機能化し消滅していったSNSも少なくない。本報告では、SNSの本質を探るため、コンピュータネットワークを用いたコミュニケーションの発展を歴史的に概観した。また、共同体として考えたSNSの相互関係を成り立たせるものについて、村上陽一郎のノモス(掟)を手懸りにその構造を検証した。