ドイツにおけるバレエ教育について ―理念と背景、そして
1960年にジョン・クランコの指揮のもとで、一躍世界のトップバレエ団として躍り出たシュトゥットガルト・バレエ団は、「シュトゥットガルトの奇跡」として語り継がれているだけでなく、ノイマイアー、キリアン、フォーサイスなどの次世代の前衛振付家を排出した。本論文では、当時の資料および当時バレエ団に在籍していたダンサーの証言をもとに、その「奇跡」の原動力を探り、なぜ「振付家」を排出したのかその原因を解明する。
文部科学省私立大学戦略的研究基盤形成支援事業「バレエ教育現場との連携による日本におけるバレエ教育システムに関する研究」報告書(昭和音楽大学バレエ研究所)