登記簿上の取締役の対第三者責任
適法な選任決議を経ていないにもかかわらず取締役の就任登記がなされている者、および取締役退任後も退任登記がなされない者を「登記簿上の取締役」というが、登記簿上の取締役が商法266条ノ3第1項の責任を負うかについて、判例法理における問題点および個々の学説の見解について検討している。
大学院研究年報24号(中央大学)