コンピュータネットワークは単なるツールではなく、情報環境の一部であるため、通常行われているコンピュータ利用作法やプログラミング言語などの方法論からなる授業だけでは不十分である。これは一般に「情報」の示す範疇が広範囲に渡り、かつ実際の応用が要求される分野であるために、各々の要素技術が単独に使用されることは稀なことによる。 本論文では、実際の開発に基づく実践的な内容と、プロジェクト管理技法などの開発理論に基づく講義を行なうために、スパイラルモデルを授業に応用し、その有効性について議論した。 共著者:大矢野潤、柏木将宏 (共同執筆のため分担不可能)