ポリスの連続性と展開
平成20年(2008年)5月におこなわれた第58回日本西洋史学会大会小シンポジウム「西洋古代史における『衰退』の問題」の前半のセッション「ギリシアの『衰退』とは何か」における基調報告をもとにまとめたものである。政治システム、社会システムとしてのポリスが古典期を超えてヘレニズム時代にまで存続していたことについて、政治活動とりわけ民会活動の継続とポリス内部の富裕者による施与行為のあり方からさぐった。
『西洋史学』
234、51-54頁