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(Oral) Tombs for All to See: Mortuary Landscape and the Civic Identity in the Hellenistic and Roman Lycia Workshop: Diving into Asia Minor: Multiple Sources for the Hellenistic and imperial Greek World, Rikuyu Kaikan, Kyoto University 恐るべきスピードで研究の進んできているヘレニズム—ローマ時代の小アジア研究に関して、その研究の現状、史料のバラエティと特徴、その史料としての可能性と限界について紹介し、ディスカッションすることから、今後の国内外における小アジア研究の活性化につなげようという国際ワークショップが、京都大学大学院文学研究科藤井崇准教授および日本学術振興会外国人招聘事業(短期)で京都大学に滞在中のHamdi Şahinイスタンブル大学教授によって組織された。私は、集合墓が町中から見えるというリキア墓の特徴、とりわけクサントスにおいて王朝時代のモニュメンタルな墓のいくつかがヘレニズム時代以降の都市形成において若干の場所の移動をともないつつ、都市の中心部に配置され、都市のシンボルとして機能することになったことと都市アイデンティティの表現の特徴について報告、考察をおこなった。 |