2009年から2017年にかけておこなわれたトルコ共和国のトロス遺跡の教会聖堂遺構の発掘成果報告書。トルコ共和国および日本の共同発掘によるもので、日本では基盤研究B「古代・中世地中海世界における宗教空間と社会変動ートロス遺跡聖堂遺構の発掘調査」(2012−2016）研究分担者）、立教大学学術推進特別重点資金プロジェクト研究「トルコ共和国トロス遺跡教会堂・および旧聖域遺構発掘予備調査」(2010−2011，研究分担者）、基盤研究C「リキアにおける都市アイデンティティの形成と展開ー碑文習慣の展開からの考察」（2013−2015，研究代表者）などの研究助成を受けている。編著者は、Taner KorkutとSatoshi Urano、共著者は、Yuichi Taki, Yukinori Fukatsu, Tijen Yucel, Kudret Sezgin, Cilem Uygun, Akiko Moroo など。担当は、The Inscriptions from the Basilica I (287-310)。主として教会建立時に建材として再利用されたヘレニズム時代・ローマ時代の碑文の校訂をおこなった。
