環境技術開発に対する助成措置の役割-日本における脱硫技術開発の経験から-
日本は1970年代に硫黄酸化物の排出規制が強化されたことに伴い、排煙脱硫技術が急速に発展した。1960年代半ばから後半にかけて国による(当時としては)大規模な助成が行われたが、技術発展に対する直接的な効果は大きくなかった。ただし、国が開発にコミットするということを示したことは、一定の意義があったということを示した。
アジア経済研究所研究双書
No.541