"Finding the right policy mix - The impact of retuning revenues of environmental tax on technological development"
スウェーデンで1992年に導入された窒素酸化物(NOX)課徴金制度は、NOXに対して国際的にみても高い賦課金を課すと同時に、それをエネルギー生産量に応じて個々の企業に還付することによって、NOXの大幅削減に成功している。通常、環境税・課徴金の還付は、政治的妥協と考えられることが多いが、この課徴金制度は、事業者が一体となって制度に反対するという行動をとることを抑止する役割を果たしたという肯定的な評価を行った。
Nizawa and Morotomi eds., Governing low-carbon development and edconomy, United Nations University Press, Tokyo, 2014.