Notes on the Treatment of WH-in-Situ
残余WH句は,そのスコープ的な特性を満たすためにはLF移動に頼らずに,Comp内の要素により束縛される,というTsai (1994)などで提案された仮説を支持した。その際に,従来あまり注目されてこなかったWH-elseという表現を扱い,その統語的な振る舞いを考察することによって,Tsaiなどでは言及されなかった観点から支持した。
千葉商大紀要
第35巻第1号