"疑問文の修辞疑問的解釈は語用論的に決定されるとするCaponigro and Sprouse (2007)の主張を前提に,Saito and Haraguchi (2012)は「かよ」で終わるWH疑問文が義務的に修辞疑問文として解釈されることを談話助詞「よ」が「主張」の発話を作り出すと仮定することにより説明している。本論では様々反例をあげ,「よ」は聞き手の注意を引くという役割を持ち,「かよ」WH疑問文は「ものか」修辞疑問文の一例であると論じた。 "
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Proceedings of the Twenty-Ninth Western Conference on Linguistics. WECOL 2017.