Another Look at Sluicing in Japanese: The Presence and the Absence of the Copula
日本語のスルーシングにおいては,一般的に,「だ」などの繋辞の存在が許される。本論考では,繋辞が許されない例を挙げ,それらの例が,情的色彩を伴う,理由を尋ねるWH表現を伴っている新しい事実観察を報告した。それらのWH表現を,英語の対応する表現のhow comeと同様に,一般的なWH表現よりも構造上高い位置に基底生成されるされると改訂することにより,それらの例外的な振る舞いがとらえられると主張した。
Tampa Papers in Linguitics 4, (2013) 59-68.