適正束縛条件と外置
適正束縛条件はA’痕跡には適用されるがA痕跡には適用されない,という主張に基づき,外置構文を扱った。一般に,動詞句前置の場合には動詞句内要素も前置されるが,外置された要素はこの限りではない。このことから,動詞句内部にある外置要素痕跡は,A痕跡であり,外置は従来の分析とは異なりA移動であると論じた。
REVNION新潟大学教育学部英語学会誌