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Basic information

Name OGURO, Takeshi
Belonging department
Occupation name
researchmap researcher code
researchmap agency

Title

Some Sluicing Cases in Japanese: Where Clefts Are Irrelevant

Sole or Joint Author

Sole Author

Date of Issue

2013/08

Conference Presentation(name)

The 15th Seoul International Conference on Generative Grammar

Summary

日本語のスルーシングは分裂文に基づく分析が一般的であるが,本発表ではその分析が適用され得ない表現「なんでまた」「なんだって」を提示し,分析を提案した。これらの表現は,分裂文で現れうる「だ」などの繋辞によってない後続されえないが,繋辞なしのスルーシングは可能である。これらの表現の振る舞いを,Hiraiwa and Ishihara (2012)とHuang and Ochi (2004)の分析に若干の修正を加え,Rizzi (2004)のcriterial positionを採用して説明した。具体的には,スルーシングで生き残るWH表現はFocPに現れなければならないが,問題の表現はそこから話者の感情的態度を示すAttPに移動しなければならないとした。しかし,日本語のFocPはcriterial positionであるため,問題の表現はFocPからの移動が不可能となるとした。また,問題の表現が焦点の位置に生じない場合には,IntPに生じ,AttPに移動可能となり,IntPとともにFocPも削除され,スルーシングが可能となると論じた。

Subject1

Subject2

Subject3