Speas & Tenny (2003)やMiyagawa (2012)の提案する,構造上CPより上位に発話投射句があるとする仮説をZanuttini, Pak, & Portner (2012)の扱うJussive clauses (Intentive, Promissive, Imperative, Exhortative)の疑問形の振る舞いを分析することによってによって指示した。その際に,Jussiveの主要部は談話参与者を伴う発話投射句の存在を必要として,Jussiveの4パターンは発話投射句におけるHearerの有無あるいはその生起位置によって実現されると論じた。