水田利用再編対策下の集落互助制度―茨城県東村低湿地農村―
水田転作への対応形態を霞ヶ浦を事例として考察したものである。転作には地域の条件を背景に様々な対応が認められる。筆者はその一方の軸を個別転作、連坦転作さらにもう一方の対応を組織率の割合に求め、霞ヶ浦の市町村がどの位置にあるかを考察したものである。霞ヶ浦を選んでいるのは、全国の低湿な沖積平野の転作形態のモデルケースとして取り上げていることを述べておきたい。
地理誌叢 25-1 54~56