大規模畑作経営の持続的展開と地域産業集積の可能性ー北海道帯広市の環境保全型畑作農業を事例としてー
北海道十勝地方の畑作農業を取り上げ、国際競争が求められる状況下で、生産農家の作付経営形態を把握することで、わが国最大規模の畑作経営を可能にする成立要因と、地域的背景を分析した。そして、これらの自立的経営農家を十勝地方における産業集積(クラスター)の基本的構成要素として把握しながら、農業関連機関(行政・研究機関他)との関わりに注目しつつ、土地利用型農業の持続可能性について考察した。
千葉商大論叢
第47巻2号(千葉商科大学国府台学会)