淡路島三原平野における三毛作農業の展開と特色
日本の農業は零細であることから、農地の流動化を進めることで大規模化を促進することが必要であるとよく言われる。正論ではあるが、多数の農家がひとつの集落に存在することから、土地の高度利用、経営の複合化を目指すことももう一方で考えられてもよい。本稿では複合経営による集約的土地利用を追及することで、レタス、タマネギ産地を形成する淡路島三原平野の三毛作農業の展開と特色を論じている。
日本大学文理学部自然科学研究所「研究紀要」 26 15~30