北見盆地周縁傾斜地におけるタマネギ生産の存在形態
野菜をはじめとして農産物の主産地形成は耕境の拡大によってもたらされることが多い。本稿は北見地方のタマネギ生産が産地再編成の時期を迎える中で耕境部におかれたタマネギ生産農家の存在形態をあきらかにすることによって産地存続のための地域的条件を考察することを目的としている。
地理誌叢 29-2 29~34