両大戦間期はその途中に大恐慌を含み、わが国や英・独・米・仏で銀行業・証券業・保険業を営んでいた各金融機関にとって激動の時代であった。大恐慌で金融機関の破綻が増加し、以後この部門の安定化のために政府による規制が強化され、アメリカでは銀行業と証券業の兼営禁止措置が採られた。本書は、各金融機関が進めた戦略とその結果を解明するために、内外の専門家を招いて催されたコンファレンスを踏まえ出版されたものである。共著者:Youssef Cassis,Michael Collins,Mae Baker,Eugene N.White,Shinji Ogura,Eric Bussiere,Harald Wixforth,Mariko Tatsuki,Edwin J.Perkins,Makoto Kasuya