『簿記能力検定・上級・原価計算』

製造間接費は、消費されたことが直接的に認識できないので、適正な配賦基準を用いて各製造指図書に配賦する。製造間接費を予定配賦することにより、計算の遅延、計算手続の繁雑さ、製品単位原価の変動、販売価格の決定に役立たないなどの欠点を克服できる。また、原価の部門別計算を実施することにより、製品の製造原価を正確に計算できること、および原価管理に役立つ原価情報を提供できることなどの利点が出てくる。部門原価の範囲としては、個別原価計算では製造間接費だけの場合が多い。（pp．47－64）第7章：製造間接費の計算第8章：部門費計算（共著者：小川冽、佐藤紘光、山田康平、渋谷武夫、桜井通晴、佐藤正雄）

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