『原価管理』
原価管理は、原価情報による原価の管理を意味し、その目的は、原価引下げにある。原価管理は、コスト・プランニングとコスト・コントロ-ルという2つの領域から成る。前者には、経営構造計画と業務計画に関するものがあり、問題意識の昂揚、長期的な視点、原価・収益対応の方法などが重要な点である。一方、後者は、業務活動の統制評価であり、報告責任、業務の管理可能性、統制評価基準の設定などに問題がある。とりわけ、標準原価管理によって得られる標準原価差異情報は、原価能率を測定する上で有益な情報となる。(p.105)
総合法令