本研究では、東日本大震災によって被災したが再生した企業は、再生に向かって社会的責任をどのように果たしているかを解明する。本研究では、太田再生条件モデル(2013)をKanji-Chopra CSR model (2010) に適用し、自然災害等のような危機的状況における社会的責任指数を測定するOta-Nakashima CSR modelを考案し、Ota-Nakashima CSR model (2014)を用いて算出した社会的責任指数と業績との関連性について経営者の社会的責任に対する姿勢および実際の社会的責任行動とに焦点を合わせて明らかとする。