岐阜アパレル産地の盛衰と産地企業の展開
名古屋市立大学大学院経済学研究科同窓会「剣陵会」主催第10回市民公開講座(名古屋都市センター)
戦後の闇市から始まった岐阜アパレル産業は1970年代に東京・大阪に次ぐ第三のアパレル産地となった。その後、1990年代になると、海外製品との価格競争により、アパレル産地としては、量的に縮小局面に入った。こうした外部環境の中で、岐阜アパレル産業の中には、歴史的に構築してきた事業システムにより競争優位を維持している企業も存在した。こうした企業の競争力の源泉について、個別企業の事例を取り上げて説明した。