産地構造の歴史的転換と企業発展-岐阜アパレル産地を事例として-
経営史学会中部ワークショップ(名城大学)
岐阜から全国的なアパレル企業へと成長したヒロタとラブリークイーン2社を事例として、産地構造が変化するなかで、2社はどのような組織能力を構築したのかを論じた。ヒロタは、生産・企画・物流機能の強化により競争力を獲得した。一方、ラブリークイーンは、ブランド戦略とニッチ製品戦略により競争力を獲得した。このように、岐阜アパレル産地において、各企業の組織能力の構築に多様性が見られたことを明らかにした。