構造化通信を基礎としたプログラミング言語の型システム

構造化通信を基礎としたプログラミング言語の基本的な言語構造と型システムについて提案する。提案された言語は、セッション（相互作用）を基本概念として使い、単純な多重の組み合わせでプログラムを構成でき、従来の通信概念を表現できる。また、型推論システムを定義し、型付けされたプログラムの動作で生じる通信パターンの整合性と妥当性を保証し、型付けプログラムが型誤りを生じさせないことを証明した。

千葉商大論叢

第38巻第2号