川島浪速と清末警察制度の樹立―帝国主義者の侵略活動と近代開発の一例―
1900年前後清朝末期の「新政」期間中、大陸浪人である日本人の川島浪速が近代中国警察制度の設立に関わった経緯・役割およびその歴史的背景・社会的評価などを分析し、「植民地支配」と「近代国家開発」という対立している二つの側面から川島を始めとする右翼大陸浪人の歴史的位置づけを検討した。
千葉商大紀要
第39巻第3号